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2022/08/27
長いですねー、作品名。
『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』
ラノベとか最近のアニメのタイトルぐらい長いです笑
こちらの作品、劇団朧(おぼんろ)の第21回本公演で、主宰の末原拓馬さんが脚本と演出を担当されています。
昨年の夏に初演が公開されていましたが、今年は新たなキャストを迎えて、
日ごとにメンバーが変わるミックスキャスト公演でした。
(日本の某ミュージカル劇団のようなキャスティングをイメージしていただければよいかと。)
「海を盗んできた」
なんとも魅力的なセリフです。
主人公の老人が小学五年生時の夏休みの宿題を提出するために仲間たちと記憶をめぐる冒険物語
というのがおそらくこの物語の概要を説明するのに適していると僕は考えております。
おぼんろの作品は本当に唯一無二という言葉がしっくりくるものばかりで、
絵本の世界に潜り込むことができる、そんな物語です。
今回僕が観に行った回は、劇団員の わかばやしめぐみ さんが主人公を演じる回で、
残りのキャストは全員今回外部から参加された方でした。
なので僕の感覚としては
「おぼんろの芝居を観た」
というよりも
「末原さんの物語を観た」
というほうが近いかもしれません。
演出が昨年のものからゴロっと変わっており、いやもうとにかくすごかったです!
光の使い方、舞台装置の移動、なんだあの海の表現は!?
ところどころに見え隠れしていた「あれ、なんか今のPerfumeっぽいな?」
という演出。(※個人の見解です)
そしてなんといっても、音楽です。
物語を優しく包み込む、寄り添う。
あの音楽あってこそのリュズタンでありおぼんろです。
そして加藤、やはり最後は涙なみだです。
物語に一筋の光が差す瞬間、未来に進む瞬間、最高でした。
明日、8月28日まで、池袋のシアターミクサで上演中です!
ぜひご覧ください!
配信もされるような情報を見たのでそちらもあわせてどうぞ!